to live is to die

ホームから飛び降りて自殺しようとした人を助けた警官が亡くなってしまって、その死が非常に非常に惜しまれているのだという。スポーツニュースのサイト以外のニュースを殆ど見ないので今まで知りませんでしたが、例によって「なんて立派で模範的な方だったのかしら、R.I.P!!」という尊敬の念のようなものが湧き上がっているならば恐らく同時に、生き残った自殺志願者やその家族には「テメェらがなんで生きてんだグルァ、今からでも遅くねーから誰にも迷惑かけずに死ねよボケ!!」という、まるで糞に糞を投げつけるかのような悪意染みた糾弾が何かしらの形で行われているんだと思うと、すっかり怖くなってしまいました。人間だからネ・・・。かくいう私も、通勤時に人身事故で足止めを喰らうと「電車だけは、や・め・れ!!」と眉間に皺を作っては、魂の咆哮をしているわけです。我ながら、物騒というか、おっかないなあ。。。ま、実際、それが自然な姿ではあると思うし、世の中にはいろんな人がいますからね。それぞれに事情があって、それぞれの目的で、それぞれが一生懸命、今日という現実を生きているんです。だから色んな事が起きたりして、それがよくないことでも、後になってみれば面白かったりするんだなー。そう、僕らはみんな生きているんだ。区役所で見た「何でこんなに時間掛かるのよ、ねえ!ねえ!!」と若い職員にくってかかる中年女性ズ、100円ショップで今日見た「なんでねえんだ、俺は今日は早く寝なきゃいけねえんだよ、どうしてくれるんだ!!」と悪態つくオヤジ。…お願いだから死んで欲しい、ついついそういう風にも思ってしまうのですが、あんな彼らにも別の立派な顔があるのかもしれないと思うと、何が何だか解らなくなってしまいます(ないでしょうけど)。各々に事情はあり、世界は拮抗し、循環している。とゴキブリホイホイを仕掛けながらオサレに思ってみました。最後に一曲だけ歌わせてもらって、今日はもう寝ますね。


僕らはみんな 生〜きている〜♪
生き〜ているから ウザいんだ〜♪
 


どうも、ありがとうございました。