羅審人人

全神経尖らしたクソっ垂れの猿人達に告ぐ
人類未曾有で前人未到武装君子共に告ぐ
 事実が頬杖突いて待ってるぜ注意せよ
憑いて回る碌で無しを払い退けて進む道
群がる人で無しを薙ぎ倒して向かう先 がしかし
闇より吐き出された異形の模様に包まれ始め
霧の先まともに切り裂く暗音漏れ流れ始め

其処より先 既に 真っ暗


反射神経鈍らした甘っ垂れの凡人達に告ぐ
焦げ掛けても気づかぬ無稽の馬鹿共に告ぐ
 生きる為のネットワークからは切断された
黒ずんで見えぬ太陽が実はお前の上に在る
堕ちて往く薄暗い光は今お前と共に在る
其の足踏み降ろす処に「敗北」の文字が既に在る
考えられる限りの自己防衛について考えろ

あとは集中して待て


眠りの寸前から其の真っ只中の夢の中に架けて
罪深く限り在り際限無く乱れる人間時間の最中
唯一与えられた幸福と其の為の時間
嗚呼幸せな筈だこの眠りと安らぎが命の輝き
 だが
眠りを知る生命に訊く

果たして、結局は眠りに落ちてしまうのでは
其の意味理解しているものだろうか?


理想の為高く意思立て辺り白い目にさせ
実直たれ覚醒せよ一秒でも早く目を覚ませ
 教科書の裏側をまたしても裏返し
アナーキー無学歴パンクス正当防衛直ぐ走れ
踏み付けられたら選り我武者羅になれ
自給自足に次ぐ自給自足の物語縫え
脇と口を締め大切な人のこと一時も忘れるべからず
ママンに産まれた染みったれ諸君に告ぐ

よく噛んで喰え




脳内物質で決められる内的宇宙を自分だと思い込む人生
一時的に有効な友好の輪を造り広げ交友を輪の名と為す
有識者が造る忌忌しきルールを拒み通すボクという下僕
逃亡しながら構築した反社会の安心偶像取り壊しながら
稚拙な事に己の安価な死をやたら怖れながら浴槽に入る
創作を第一とし其れ創り上げ得る左手を更に大事に擦る
隙間より這い出でた虫は踏み潰し桶の中の水で土に還す
一息してから想う今日の反省とテレビの悲惨なニュース
虚偽の申告と裏切りの図が暴露され言葉は今尚雁字搦め
正統なる議論は否決され騙された者はコンクリート詰め
永久に続けよ世界平和として歌われる所謂モラトリアム
誰かが仕組む意味深な記録と知らせにコントロール漬け
殺虫剤に混ぜた大麻の煙で核戦争の嘘と脅威を覆い隠す
守るべき自我を壊し目的も忘れ勝つ為の宗教だけを選ぶ
拡声器で知識と認識と塵捨て場を拡げ宇宙戦争に備える
天啓に代わり真実を告げる者に覆い被せるは罵声と卑猥
悲鳴とサイレンと適度な緊張を折角イメージ出来たのに
本当に鳴ったのは午前六時にセットされた目覚まし時計
無力で無学で色白な姿形が解った今に親の気持ちを知る
見渡しても何も其処に無くただ崩れた本棚を虚しく思う
科学書数学書の隙間に挟めた自己形成のコードを読む
電話回線で繋ぐ世界に薄い期待と装飾した失望を架ける
コーヒーに入れ過ぎた砂糖で今日も吐き気と煩悩を確認
夢も覚めてどうやら本当に解りかけてきた世界の始まり
全てを掻き集めて冷静に並べて初めて出来る幸福の科学
発明は無罪発見は有罪科学者達への判決は曖昧なる冤罪
テロを拒み大量殺人を恐れ丸く治める為だけの死刑判決
どうせ私も貴方もいつかは死ぬんだから結局は一緒やね
仮の笑顔で言い捨てながらも皆様が頻りに気に為される
私達の行いは是か否か果たして人として正しいか否か?
破壊と芸術と友好を嗜む人類全体とその全宇宙船に告ぐ

生きて償え